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不機嫌なジーン雑感(異常に長いです) 

不機嫌なジーン再放送終了。


やっぱり、最終話のラスト10分(もない、5分くらいかな?)は、
どうしても嫌で見られませんでした。
(ビデオに録画しておいて、いつでも観られる状態にしておこうかなとも思ったのですが、思い出しただけでも悲しくなってくるので、やめました。)


でも、リアルタイムで見ていたときは、そのエンディングに怒りを覚える限りで、
最終話全体を否定してしまっていたのですが、
改めて再放送で、ラストを覚悟しながら見てみると、
最終話もすごーくいい話になってるなーと再発見。
(もちろん最後五分は永遠に封印ですが;;)


心に残ったシーンをいくつか(全体を通して)

○やっぱり最終話の遊園地

仁子は今、自分の目の前に広がっている動物行動学者としての可能性に目を奪われていて、
研究者としての自分を捨てることなどできない。

教授は、仁子を求めていて、
でも男性のエゴで、彼女に羽ばたいて欲しくなどない、
永遠に自分の生徒でいてほしくて、自分の手の届く範囲だけで自由に飛んで欲しくて、
そして自分の与える安定した生活の中で、幸せに暮らして欲しいと思ってしまう。


お互いに本当に相手のことが好きなのに、
それなのにどうしてもかみ合わない、神宮寺教授風に言えば、どうしても「交わることのできない」線である二人が苦しくて切なくて…!


そして、教授がジーンの気持ちを分かりきってることが辛い。

「お前にそれ(教授の願い;いつまでも仁子が教授の傍にい続けること)ができるのか!?」って怒鳴りつけるように言うんです。
それはきっと教授についていくことのできない仁子を責めてるわけじゃない。
そういう仁子の気持ちも分かるからこその、教授の悲しい叫びなのかなとも思いました。


今まで仁子に対して、優しく、そして長い目線でひたすら愛し続けてくれた教授が、
とうとう仁子の前から去ってしまう。
もうそれ以上何も言うことはない、と。

切なかった、本当に切なかった…!

仁子が研究者としての夢を決して譲れないように、
教授も仁子に自分の手のひらの中にいてもらいたかった。

教授が仁子に自分の手のひらの中にいてもらうことを譲れないように、
仁子も研究者としての夢を諦められなかった。

お互いにどうしても譲れないものは、
共にい続けることを共に歩むことを許さないんですよね。

でも、教授はそんな仁子を愛してるわけで。
そういう自分の夢に向かって進んでいく、まっすぐなジーンが好きなわけで。

そして仁子も、そういう教授を愛してるわけで。
教授として最高の栄誉を貰っていながら、それでも内には弱さや醜さ、エゴを秘めているそういう教授が好きなわけで。

なのに、そこまでお互いに想いあってるのに、
それでも一緒にいられないってのが本当に切なくて切なくて。


でも、こういう話だったら、
普通は「離れてても心は一緒よvv」なんてEDにも出来たのに、
あえて二人を本当に別れさせてしまった。
そこはある意味すごいなーと思いました。
(教授は他の女性を見つけた、と思えるようなラストでしたよね?)
(小説版では数行の加筆があり、希望を持たせるラストのようですが。)


あの潔い遊園地の別れ、すごく切なくて、泣いてしまいます。
ボロボロに泣いてしまう仁子の気持ちも分かるし、
自分に付いてきてくれない仁子に対しての、教授の怒りにも似たやるせない気持ちも分かるし。

あの場面は、教授と別れ、涙する仁子の方がずっと映っていましたが、
彼女から去って行くことしか出来なかった教授の気持ちを思うと、
ダメだ、思い出しただけで泣けてくる。
(正直キモイくらいにこのドラマに私はのめりこんでるので;;)


○最終話繋がりで、教授が帰国した日の干潟の場面

あの、勝田に仁子が海に落とされそうになる場面。

あそこで、助かった仁子が、
「死ぬと思った瞬間、教授に会いたいと思った!やっぱり私は教授が好きなんだー!!」
とバカみたいな台詞を言う場面がすごーくお気に入り。

まるで仁子にとって教授はたいしたことない存在だったのか、
とも思えるラストでしたが、そんなことはないんだなーと思わせる台詞。

ってか仁子は教授以外の前では素直に「教授が好き」と言えるのよね;;


○ミネソタから帰国した一連のイベント

もう8話後半から9話前半はビデオが擦り切れるほど見返したお気に入り。

久々に聞く二人の軽妙なやり取りから、
散りばめられる甘いシーンまで、全てが好き!

そしてここで教授は仁子の「六時間おきの天道虫の計測」に付き合ってくれるんですよね。

健一君は研究優先の仁子に付いていけなかった。
自分とテントウムシどっちが大事?と聞いてしまった。

でも教授はそういう仁子を受け止めてくれて、付き合ってくれて。

この二人はやっぱりお互いのためにもいい間柄なんだなーと思わせる場面が好きでした。

また、8話ラストの二年前別れた場所での再会がまたいい!
留学時以外では珍しく甘い雰囲気の二人。
二人の声は一切入れず、動きと表情だけでお互いの気持ちが伝わってきて。

竹内結子はやっぱり笑顔の演技がいいんだなーと思いました。
(白い影とかもそうでしたが、この人は笑顔が上手い。)

笑顔繋がりで、動物園での再会のときに、
五時間後にまた会おうって言って一旦別れた後のジーンの顔。
「なんて自分勝手なオスなの!?」と言いながらも、
すこし周囲を見渡しながら一人、嬉しそうにニヤリと笑うあの顔がすごく絶妙で好きでした。


○ロールキャベツを渡す場面

一番ここはリアルタイムで見ていたときから好きでした!

仁子がとうとう干潟のことを知ってしまった。
教授が本当に干拓工事に加担し、偽の調査報告書を作ったのか?
もしそうだとしたら、それは正義感の強い仁子にはやっぱり憤りを感じるものであり。

でも一方で動物行動学者としての理想と現実も並行して進められていて。
理想だけじゃご飯は食べられない。
理想だけじゃ研究ではきない。

この干潟のエピソードで何が良かったって、
仁子が成長したことです。

今まで、我を通す仁子に周り(特に健一君とか教授)が合わせてあげる、
というスタンスでした。
理想を追い求める彼女だけが善、みたいな。

ところがこの一連のエピソードでは、仁子も歩み寄りを見せました。

教授は事実に基づく調査報告書を作っていた。
けれどもそれが国によって改ざんされてしまった。

これが干潟の真相。

確かに教授は改ざんの事実を明らかにすることだってできた。
干拓工事を進めれば有明海のあの干潟が死んでしまうのは明確ならば、
彼がマスコミなり何なりに公にすることだって出来た。

でも教授は出来なかった。
国という大きなものを相手にする勇気など無かった。

きっとジーンならそれでも公にするだろう。
動物行動学者として、動物を守ることに懸命になれるだろう。

だから教授は仁子に全てを話せなかった。
弱く醜い自分を見せることができなかった。


ところがよ!
仁子がここで教授の気持ちを理解するわけですね。
もちろん彼女が当事者だったら事実を明らかにするでしょう。
(だから農林水産大臣に直接言っちゃったわけだし。)

でも、彼女は無言で教授に作りすぎてしまったロールキャベツを手渡した。
「お前に嫌われるかと思った」と言う教授に対して、
「あの私、あなたのかっこ悪いところもみっともないところもすでにたくさん知ってるんです、あなたのお母さんの次くらい」ときっぱりと返してくれるんですよね!

教授はこのことでどれだけ救われたことでしょう…!

正義感が強くてまっすぐな仁子だけれど、
社会と折り合って生きていくことの弱さも受け入れられるようになってくれて…!

そしてこの場面の内野さんの演技も良かった。

「ロールキャベツが崩れてたらご飯にかけて食べたい」と言う教授に対して、
そんなの知ってるわよと言わんばかりに「ご飯も下に入ってます」と言うジーン。

自分のことを理解してくれてる仁子に対して半泣きな表情の教授がすごく良くて!
教授は内野さんなくして成り立たないキャラクターだったと思います。



でも、今更ながら思うのは、二人は考え方がまるっきり違うんですよね。

もともとの性格だって違いますし、
何より動物行動学者としての考え方に大きな違いがある。

仁子は動物と人間が共に歩める道を探すことこそが動物行動学と考えているけれど、
教授は、それは傲慢と考えている。
人間だけが他の動物を守ってあげられる特別な存在だと思うのは傲慢だと。
教授は、人間だって他の動物と変わらず自分たちが生き残るために他の動物を追いやっていく、そのための動物行動学だと悲観的に考えている。

自由に女性としてだけではなく一人の個人の人間として生きることを望む仁子に対して、
南原は、自分の遺伝子を残し、子供と共に自分の手の届く範囲で幸せに生きてもらいたいと考えている。


10話ラストのプロポーズの場面は綺麗でしたが、
あそこから違和感はあったんですよね;;
(私はあの時点で、バッドエンドを意識してた。)
(というか離れ離れで心は一緒的な終わりかな、と思ってました。)

どう考えても仁子は男性から与えられる幸せに満足するタイプじゃない!

11話(最終話)で仁子本人が言ってる通り、
教授は仁子の全てを受け入れて、そして仁子に全てを与えてくれる。
でも、それに仁子は満足できないんですよ。
自分で手に入れたいタイプなんでしょうね、夢も幸せも。

あのプロポーズは、怪我して弱ってるジーンだからこそ、成り立ったんだろうなと思いました。
だからきっと最終話では変わるだろうな、と。

切ないです、本当に切ないです。
でも好きなんですよねー、このドラマ。

視聴率的に苦戦をしたようですし、続編なんて期待できないのが悲しい。
(何より竹内結子は産休中ですし;;)
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