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幻水3漫画版第8巻感想 

幻想水滸伝3-運命の継承者 8 (8) (MFコミックス)幻想水滸伝3-運命の継承者 8 (8) (MFコミックス)
(2005/01/22)
志水 アキ

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「グラスランドへ帰って来い!
 ルビーク・・・いやカーナークランの民よ
 我々はお前達を三等市民という名の奴隷ではなく同胞として求めている」


グラスランド・ゼクセン連合軍の難しい内情を描いた第8巻。
昨日までケンカしていた者同士、そう簡単にハイ仲良くします、なんて出来るはずもない。








6巻の背中合わせに佇む父娘の中表紙も好きなのですが、
それと同じくらい好きなのがこの8巻の中表紙。
草むらで眠っているトーマスとそれを遠くから見ているセシル&セバスチャンという構図が温かい!

○連合軍の内情

正式に共闘することになったグラスランドとゼクセン。
しかしそう簡単に上手く事が運ぶわけはありません。

グラスランドではカラヤクランが焼き討ちにあった。たくさんの人々が殺された。
それはゼクセン側から見れば、休戦交渉を反故にされ逃げるための策であったけれども、焼かれた方のカラヤの人間には割り切れるはずもない。

一方ゼクセンはその報復でイクセの村を襲われた。
カラヤを襲った当然の報いだとしても、イクセは何もない平凡な農村。
そこを襲うなどゼクセンの人間には、イクセを故郷とする人間には割り切れるはずもない。

裏で糸を引いているのはハルモニアだということは分かっていても、
だからって過去のことを忘れることなどできないのです。

でも、それでも戦は続く。
グラスランドとゼクセンがいがみ合っている間にハルモニアの侵攻を許してしまうかもしれない。

「この席で我々が考えるべきはこれからの事であって過去の追及ではないはずだ」
ユイリの言葉が全てです。

この問題は兵士の間にだけではなく、一般民衆レベルの中にも存在している。

グラスランドの難民を受け入れることにしたビュッデヒュッケ城。
しかしビュッデヒュッケ城から程近いイクセの村の住人たちは、自分たちの村を襲撃したグラスランド人に恐れを抱いていて、騎士団がビュッデヒュッケ城の警備をすることに。
そうすると今度はグラスランドの難民たちが騎士団に反発を抱くわけで。

「鉄頭なんかがうろついたら余計治安が悪くなるよ!」
「この城から出て行け!」
「何だと!?お前らのような蛮人がウロウロしているからイクセの者たちは警戒してるんだ!」
「しょせん我々と蛮人が交わることなんてありえない
 こいつらは力ずくで押さえつけるしかないんですよ」


甲冑を身にまとうゼクセンの騎士たちを鉄頭と呼ぶグラスランド人。
自然とともに生きるグラスランドの民を蛮人と呼ぶゼクセン人。
彼らの間に横たわる憎しみは根が深いのです。

彼らを結びつける架け橋となる予感が大なのがトーマスくん!

「あのトーマスという城主は確かに少年らしい甘さを持っておりますが
 それだけにゼクセンの者とグラスランド人の分け隔てなく接しようとしております
 またその努力を惜しむようなことはしないでしょう
 もちろん最初からうまくいくとは思っておりませんが
 それでもこの役割にもっともふさわしい心を持った城主であると私は確信しております」


サロメをしてこう言わしめるトーマスくん。
難民たちが押し寄せ大忙しの城内を駆け回り誰よりも積極的に雑事に励む心優しき城主。

"ゼクセンもグラスランドも・・・・・
 今は憎しみを忘れて協力するときなんだ"


揉め事の仲裁に入り逆に殴り倒されても。

それでもトーマスくんは前を向き続けます。
後ろを振り返らない、めげない、諦めない、努力を惜しまない。

2巻で、今やグラスランドの代表であるヒューゴとゼクセン騎士団長のクリスの戦いの間に入り見事に止めた実績のあるトーマスくん。
今度も彼は人々の心をまとめることができるのでしょうか?

この辺も丁寧に描いてますよねえ。
ゲームでもクリス継承者にしたらグラスランド勢がわりと冷たい態度を取ったり、
逆にヒューゴ継承者にするとゼクセン製が小ばかにしたような態度を取ったりと何気ないところで難しい関係を感じ取ることはできたのですが、漫画ではまっすぐストレートにそれを描いてくれるところが気持ちいい。
真正面からこの問題に取り組んでいますよね。

結果的には9巻で少しずつ近づく彼らの様子が描かれる程度にとどまりましたが、
それもいいと思うのよ。
微かな希望が描かれるのとそうでないのでも、大きな違いがあると思います。

もう本当に漫画版はかゆいところに手が届く描写をしてくれます!

そこにトーマスが絡むのがまたいい。
まさに適役ですよね~。
2巻からの流れを考えても上手い!
ヒューゴとクリスの戦いを仲裁したトーマスが、今度は大きくグラスランドそのものとゼクセンそのものの間を取り持つ役目を担う、熱いじゃないですかー!!!


○ルビーク

もう一つ外せないのはルビーク!
ゲドが彼らを連合軍側に誘いこみます。

「だから我々はお前たちに50年分の償いをしなければならん
 あの戦いと長きにわたって虐げられてきた同胞たちの無念を
 ハルモニアに味わわせてやらねばならない

 グラスランドへ帰って来い!
 ルビーク・・・いやカーナークランの民よ
 我々はお前達を三等市民という名の奴隷ではなく同胞として求めている」


これ、ゲドなのがまたいい。
ルビークは英雄によって見捨てられてしまった村。
その村をかつて英雄の仲間であったゲドが救う、それは物語全体の流れとしても必要なことだしゲド個人にとっても過去の清算という意味で重要なことで。

けれどゲドは手を差し伸べるだけなのも上手いんだよなあ。

ゲームでは何もかもゲドたちが救ってやった感がありますが、
漫画ではゲドが救うだけではなく、虫兵たちの葛藤についても描かれている。
そして最後に運命を選択するのは虫兵たちなのよ。
もちろんゲドやクイーンの存在は大きかったろうけれど、でも一歩を踏み出す決意をしたのは紛れもなく虫兵たち自身。熱い!

しかしセラ強すぎだろ(笑)
借り物の真なる土の紋章で、正統なる真の雷の紋章所持者を楽々倒しちゃってますよ。
セラの魔力はゲーム中でも屈指の高さを誇るわけで当然?
でも最終巻ではあっさりクリスに魔法対決で負けてるしなあ。
深く考えちゃいかんのでしょう。


背景ではゴロウがトワイキンの協力のもと温泉を掘り当てていたりと見逃せなかったり。

ついにグラスランド・ゼクセンvsハルモニアの全面戦争となった今回の戦。
これからどうなってしまうの、以下9巻に続く!
あーこれで幻水3漫画版感想コンプリート、すっきりです。
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