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幻水3漫画版第4巻感想 

幻想水滸伝3-運命の継承者 4 (4) (MFコミックス)幻想水滸伝3-運命の継承者 4 (4) (MFコミックス)
(2003/07/23)
志水 アキ

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「背負っているものが違うだけで殺し合いには変わらないよ
 いつだって戦争はそうだ
 だが殺さなきゃ殺される・・・・・それもまた事実だ」


クリスとユンの束の間の邂逅とヒューゴの戦いが描かれている第4巻感想です。











○クリスとユンの出会い

突然出てきて突然生贄になり精霊と化してしまった突然尽くしのユン。
でもユンにはクリスに助言を与えることプレイヤー(読者)にルックたちの存在を教える設定解説役という二つの重要な役割が与えられていたので漫画版でも束の間ではありますがクリスとユンの邂逅が描かれていました。

志水先生が後書きに書かれている通り「縁」という漫画版オリジナルの言葉が使われていました。
縁が人を繋いでゆくという形でアルマキナンの信仰が描かれました。
言い換えれば運命みたいなものであり108星が集まるのもきっと縁なんだろうなあ。

「あなたのお父様は
 間違いなくあなたを愛していらっしゃいます」


ユンは優しい子だよなあ。
自分の命を捧げることを「誇り」と感じ、
もう死ぬってときにその直前までクリスのことを気遣う。
彼女のこの余裕が逆に悲しい。
死ぬことに恐れも何も感じていない清清しさが泣かせます。

物語の繋がりもきちんと考えられている。

自分に迷いがあったクリス、
ナッシュから父親が生きていることを聞かされ、ならばなぜ自分に何も連絡をよこさないのか、父に疑問を感じる。
そして探す決意をし、その道中アルマキナンに立ち寄り、ユンと出会う。
魂送りの儀式に対して「むしろ誇りさえ感じるわ」と言い切るユン。
"この娘は…自分の信じるもの、そして自らを信じて迷う事さえないのか"
自分を信じられずにいるクリスのモノローグまでつけてあります。
さらにユンから父親の話を聞く。
父が自分を愛してくれていることをユンから聞く。

クリスの心境を変える一つの転機だったと思うのです。
あっという間だったけれど、あっという間だからこそ印象に残るエピソード。


たーだー!
私はアルマキナンに関してはゲーム版の台詞の方が好きだったりします。
幻水3のプレイ日記でも書きましたが、
ナッシュの"魂送りの儀式を野蛮だと言うのなら森を切り開き鉄に囲まれて暮らすことを冒涜だと言うグラスランド人の声に耳を傾けるべきだ"(意訳)という台詞がものすごい印象的で。
これだけはぜひとも残してもらいたかったんですよねえ。
グラスランドとゼクセンの争いはやっぱり幻水3の根底にあるものだと思いますし。

ま、単純に私が好きな台詞だったからというだけなので、
この台詞がなくても話は普通に繋がるし、むしろクリスはユンと会話することで自分の中の迷いを少し昇華させるわけだからナッシュの台詞はない方がよいんだろうな。


○ヒューゴの戦い

チシャでとうとうヒューゴは初めて戦争を体験することになります。

ここは「戦をしてる!」という感じでとても好きな場面の一つ。
以前の感想でも書きましたが戦の描写が上手いなあと思う。
戦う兵士、疲弊した民、荒れ果てた村、燃えさかる炎。
説得力を増す描写があるから物語に引き込まれてしまいます。

わずか200あまりの兵しか準備できないチシャに一万もの大群で押し寄せるハルモニア軍。
英雄の足跡を辿る道すがらチシャに居合わせたシーザーは降伏することを進言。
「まともな軍師なら"少数で多数を撃破する"なんて夢物語は考えない
 勝つために勝てるだけの兵力と態勢を整える
 それが軍師の役割ってもんだ
 俺が軍師なら命を粗末にするような真似は絶対にさせたくないね」


漫画版のシーザーは見せ場が多い!
ゲームはシステムにも問題はあったと思うけれどシーザーの存在感がやや薄かったので、
漫画ではきちんとシーザーに存在意義が出来ていて嬉しい限り。

カラヤリザードから援軍が来ることが分かり半日凌げばいいのなら…ということでシーザーも協力しチシャ防衛作戦開始。

ここでヒューゴは初めて人を殺す。
戦争で自分が死なないために敵兵を殺していく。
"これが・・・・・・戦争!
 オレはあの女と同じ――!"

ヒューゴがハルモニア兵を斬り殺すこと。
クリスがルルを斬り殺したこと。
そこには何の違いもないことをヒューゴは知り、涙を流す。

もう熱すぎるー!!!
ヒューゴが子供であるところから始まり、
ここでヒューゴが戦争を知り一歩大人になる。
人物描写が上手い!

「オレ・・・・・
 戦争の事何なんてひとつわかってなかったんだな
 チシャの村を救うためにただ必死で・・・夢中で戦ったけど

 やっぱりオレ
 人を殺したんだよな・・・・・・・

 奴らにとってはオレも・・・・
 鉄頭のあの女と同じなんだな」


自分の幼さを痛感して嘆くヒューゴを軍曹は冒頭でも書き出した台詞で励ます。
「背負っているものが違うだけで殺し合いには変わらないよ
 いつだって戦争はそうだ
 だが殺さなきゃ殺される・・・・・それもまた事実だ」

漫画の軍曹はとっても優しい。
ルルが死んだ後、涙するヒューゴを温かく受け入れてくれたりさ。
人生の酸いも甘いも知った大人の優しい目線を感じます。


さてここから真なる火の紋章継承へ。

「そう、これが炎の英雄
 そしてわたしが愛した人・・・・・・」

サナさんの若い頃のお姿が美しい。


○ササライ

ハルモニア側、ササライの描写も随所に挟まれています。
ストーリー上重要な人物の描写は本当につつがなくやられているなあ。
一筋縄ではいかない曲者っぽさを感じさせる描写になっていました。上手いよ、ほんとに。

ルビークも忘れちゃいけません。
チシャ防衛戦にはハルモニア軍としてルビークの虫兵も参加。
かつてはグラスランドに属していたルビークの民達の葛藤に触れている。
志水先生は一つ一つの設定を大切にしてるんだろうなあ。


さあ紋章継承!というところでユーバー・セラが現れどうなるかというところで5巻に続く。
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