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幻水3漫画版第2巻感想 

幻想水滸伝3-運命の継承者 2 (2) (MFコミックス)幻想水滸伝3-運命の継承者 2 (2) (MFコミックス)
(2002/12)
志水 アキ

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「たとえ私を倒したとしてもまた別の騎士が私の後を継ぎ同じ様にお前の仲間を殺すだろう
 これは戦争だ
 一人の力ではどうする事もできん」


漫画版幻想水滸伝3第2巻感想です。
2巻のハイライトはラストのヒューゴvsクリスでしょうか。













○苦悩するクリス

幼いルルを殺してしまったことを悔やむクリスの様子が丁寧に描かれていました。
ヒューゴの独白にもある通り、ルルも戦場でクリスに剣を向けた以上年齢など関係なく自分が殺されることも覚悟していなくてはならない。
そういう意味ではクリスが悩む必要はまるでありません。

でも、今のクリスにはそういう形で割り切ることができないんでしょうね。
「銀の乙女」と周りから祭り上げられる自分自身に疑問を抱いているクリスには。

父親のこと。ガラハド団長のこと。
燃え上がるカラヤ。
戦場で人を殺す自分。

これらを夢に見てうなされるクリス、という描写がねえ、本当にいい。
クリスが出会ったこと、心の中に抱いているもの。
そういうものを一つ一つ忘れずに触れられているからクリスの苦悩が分かりやすく伝わってきます。

クリスの葛藤はイクセでの台詞に集約されているでしょう。


銀の乙女と人は言うが・・・・・
そんな事はない
私の手は・・・・・今まで殺してきた者の血で真っ赤だ



志水先生はキャラクター一人一人の描写をとても大切にしてるという印象を受けます。
漫画版では各キャラクターの葛藤と成長が丁寧に描かれているので、その過程が熱くて最高に面白い!


戦の描写が上手いこともポイントだろうなあ。
矢が飛んだり村が焼かれたり剣と剣を交えあっていたりする様子が作品の雰囲気作りに一役買ってると思うのですよ。


あと六騎士の描写もいいですね~。
クリスを庇い評議会に出るなどサポートに徹するサロメ。
軽口をたたきながらもさりげなくフォローするパーシヴァル。
クリス様一直線!なボルス。
個性が出ているしクリス&六騎士の様子が微笑ましく魅力的。



○クリスを恨むヒューゴ

ルルに非があったことは理解していてもそれでも止まれないヒューゴ。
ビュッデヒュッケ城でクリスと偶然居合わせることなり、彼女に剣を向ける。

このヒューゴvsクリスの場面は熱かった!

「お前、人を殺した事ないだろう?」
ヒューゴが戦を知らない子供だということをクリスが指摘する。
"人を殺す"という言葉に動揺したヒューゴに隙が生まれクリスはヒューゴの剣を吹き飛ばす。

基本的にクリスは余裕なんですよね。
剣の技術的なものもあるでしょうし、何より命の奪い合いに慣れているのが大きいのでしょう。
その点ヒューゴは子供なのです。
人を殺した事などないし、"殺す"という言葉に動揺すらしてしまうくらいのただの子供。

この時点ではヒューゴの完敗です。
けれどヒューゴが人を殺した事ないことをここで明らかにしておくことが後の展開に繋がってくる。
ヒューゴの心情の変化、成長に繋がる。

こう考えると、志水先生は計算しながら作品を作ってるんだなーと改めて唸らされてしまいます。
ヒューゴの成長をどう描くかを考え一歩一歩着実に歩ませているわけで。

ここまでやられて面白くないわけがない!


なおも引かないヒューゴに応戦するクリス、この仲介役を買って出たのがトーマス!
彼も2巻からきちんとその個性と役割が与えられその通りに動いているキャラクター。

「二人ともっ
 ケンカなんかしないでくださいっ!!
 どうして仲良くできないんですかっ!?」


物理的な強さでいえばトーマスくんなどひ弱の部類です。
剣を恐ろしいと思う普通のキャラクター。
でも彼はみんな仲良く平和に暮らせるそんな世界を夢見る少年。
だからそのために怖くても止めようと足を一歩踏み出す、勇気溢れるキャラクター。

ヒューゴとクリスの戦いに剣一つ持たず生身の体で間に入った。

たったそれだけのことなのにそれだけでトーマスというキャラクターの全てが表われてると思うのです。

トーマスの乱入で気が抜け戦意喪失したヒューゴを見てクリスも剣を引っ込める。
ここからの台詞が好きだったりします。

「ヒューゴ、一つだけ教えておこう
 仇討ちしたい気持ちもわかるが
 ゼクセンの騎士は私一人じゃない

 たとえ私を倒したとしても
 また別の騎士が私の後を継ぎ
 同じ様にお前の仲間を殺していくだろう

 これは戦争だ
 一人の力ではどうする事もできん

 仲間を助けたいのならば戦の中で勝つことだ」


ヒューゴ一人では無力であること。
グラスランドを救うには戦で勝つしかないこと。
それをヒューゴに示すこの台詞は一つの真理でもありますね。
戦争がいかに虚しいものであるか、考えさせられる台詞です。


2巻のヒューゴとクリスはそれぞれが苦悩を抱えています。
ですが、この苦悩を原点に彼らが色々なものと出会い人と触れ、成長していく姿が描かれているところが漫画版の最大の魅力であり燃え要素であります!
どれもこれも繋がっていて生かされているところがすごいと思うのよ。

漫画版ではヒューゴ&クリスの精神面での成長を順を追って描いていたので、この2巻のレビューでもそこについつい注目が行ってしまいました。

が、もちろん笑える要素はたくさんあるし他のキャラクターの描写もきちんとあります。

ボルススルーのクリス様とか。
イクセ村で押せ押せなパーシヴァルとか。
相変わらずカワイイセシルたんとか。
ちょっと最近魅力が分かってきちゃったジョーカーとか。
12小隊は面白いけど本格参戦は次の3巻からです!

父親を探すために騎士団を離れグラスランドに旅立つクリス。
クリスに完敗し打ちひしがれるヒューゴ。

彼らのこれからはどうなるのか、というところで以下3巻へ!

参考:
幻水3漫画版弟1巻感想
環境野郎DチームDVD二巻 | HOME | 幻水3漫画版1巻感想

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