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機械仕掛けの蛇奇使い 

暇つぶしに立ち寄った本屋さんでなんとなく手に取った一冊。


*上遠野作品はブギーポップ&ビートのディシプリンしか読んでないので具体的な世界観の繋がりについてはよく分かっておりません~!




























この話はつまるところ、婚約者に関心を持ってもらえなかったお姫様がその腹いせに世界をぶっ潰そうとする話ということでいいでしょうか?


この話、キャラは生き生きしてましたし話としてもまとまっていてつまらないとは思いませんでしたが、でも面白いか?と聞かれれば答えに詰まる。

どうしたもんかと他の方々の感想をネットで漁っていて、興味深い意見が。
「上遠野先生の文体が好きならこの話も好きだろう」と。

私はそんな専門家ではないし、ブギーポップ以外のラノベは読まないので、小説の文体がどうのこうのとは言えません、というか分かりません。
(わりと歴史小説に近い地の文の書き方のようです。)

でも確かに上遠野先生の書く文章の感じが好きだな~と思います。
それだけでブギーポップシリーズも読んでるような気がする。

つまりはそういうことなのかしら。




○主人公

ローティフェルドがすっごい上遠野作品っぽいというか。

皇帝として義務と伝統に縛られ、無気力とまでは言いませんが日々の暮らしにそこまで充足感を得られないまま生きる少年が主人公なのですが。


この男の子が色んな事件に巻き込まれ、色んな世界の真実に触れ、
最終的には持ち前の度胸で全てを乗り越え生きてやるさ!と開き直っていく話。


この度胸で乗り越え開き直る感じがすごく爽快でした。
ブギーシリーズにもこういうキャラ多いですよね。


ただブギーポップにもよく出てくるこの手のキャラと少し違うなと思ったのは、最終的にやっぱり彼は自分のためじゃなく世界のため、皇帝として生きることを選んだってことかしら。
帝政廃止という選択も、皇帝としての選択の結果なんでしょうし。

彼がもし個人としての生き方を追求するキャラだったらバイパーと世界を旅する、そんな感じで終わってた気がするんです。

でも彼は最後まで皇帝でした。
特別国に対して思い入れがあるわけではないでしょう。
けれども彼は皇帝として生まれた。
そしてペルからこの国の生まれを聞いた。
ローティフェルドにはそれだけで十分自分が皇帝として生きるだけの理由になったんだと思います。結局そう生きるしかない、ならとことんやってやるよという開き直りにも近い感情もあったのかも。


人の良さも好感でした。最後までぶれることなくいい人でした。
常に人のことを考え気遣える。
人としてある意味当たり前であるけどこの世界ではそれは当たり前じゃなくて、でもそれを一番偉い人のはずである皇帝のローティフェルドが実践できちゃってる。これが不思議な魅力でした。


でもやっぱりこの子は終盤バイパーに言ってたけど冷たい子だとも思います。
ユイ姫に関して特にそう感じる。
思い出してやろうよ。
暗殺されそうになったあと、一切自分の婚約者のことを思い出さないなんてそりゃユイ姫が少しかわいそうだわと思います(笑)多分、再会してなかったらずっと思い出すこともなかったんでしょ?
好きとか嫌いとか関係なく、皇帝としての自分が暗殺されそうになったんだから、当然婚約者の身にも何かあっておかしくはないでしょうに。
一切思い出さないあたり、本当にローティフェルドはユイ姫に対して何の関心も抱いてなかったんだなと思うとねえ。終盤の展開は自業自得なんじゃないかと思ったりもします。




○バイパー

このキャラが一番好きでした。
何だろう、ブギーポップとめちゃくちゃ被る。

女の子なのか男の子なのか分からない。
でもただただ、バイパーは自分が起動して最初に出会ったローティフェルドのことを守りたいとだけ考えて、彼のことをただただ慕っていた。

その様子がすごく微笑ましかったわ!


最初から最後まで、ただロゥ君を守る。
そのためだけにまっすぐ生き続けたバイパー。
彼(彼女?)のハイテンションっぷりがもうすごく好きでした!


だから結末は切なかったなあ。
またもとの骨董品に戻ることはバイパーにとって幸せなのかなあ?
でもまた起動させたところであのバイパーになれるかは別ですしね。




○その他

・ユイ姫


最後がやっぱり切なかったですねえ。
怪我の後遺症で記憶が曖昧になってしまった彼女。

でも今度はきちんと向き合って、ローティフェルドと幸せになれそうなラストでよかったです。

挿絵もまた憎い演出ですね!
最初と最後にローティフェルドとユイ姫の挿絵があります。
最初の挿絵は二人の心の距離を表すようで、二人に笑顔はありません。
でも最後の挿絵は二人のこれからを暗示するかのように笑顔がある。



・カミング博士

素敵でした。
かっこいいおじいちゃんでしたよ~!

リムリアに一緒に住もうか?と提案する場面はホロリときました。
だーかーらー、私はこういう親子愛的なものに弱いのですよ。
(親子というよりおじいちゃんと孫ですが・笑)



・女将軍

やっぱり素敵でした。ローティフェルドのただ一人の味方なとこもいい。
(でも次期皇帝のお姫様もなついてるようでしたが。)

彼女に真実が伝わる場面はすっきり爽快でした!



・ペル

すっごい悪い奴というか自分勝手な奴ですが憎めないのは彼が歩んできた足跡のせいでしょうか。





最後の最後にイマジネーターが登場!
彼女が全ての世界を繋ぐキャラというのは知ってましたが、ブギーポップの世界以外私は知らないので、何ともいえません。。。。
どうやらこれはブギーポップの世界のずっとずっと未来の世界のようです。




まあなんだかんだ言いつつローティフェルドが魅力的だった。
それだけで十分素敵なお話でした!!!
最後の希望のある温かさもまたいい。



どうやらブギーポップはこれから凪の話がスタートのようで。
終わらせる気あるのかしらねえ。
まあ本が出たら買っちゃうんでしょうが。
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